毛色の変わった二人
私が言える分際ではないんだけど、
彼女は変わった髪色をしていた。
新しい教室で受ける第一回目の授業が終わった。
静かだった教室が騒がしくなる。
授業内容は難しくもないし簡単でもない。やっと私達のレベルに追いつけたようだ。
テキストを片付けていると、ふと手元が暗くなった。
それと同時に掛けられる声。
「初めまして、よろしくね!」
顔を上げると、ブロンドの女の子がニッコリと笑っていた。
―――――ブロンド?
「アタシはスージー。次は教室移動だよ。行こう!」
「あぁ…うん、ありがとう…」
彼女に手を引かれ廊下に出る。
彼女は次の授業について話していたが、私は半分くらいしか聞いていなかった。
よく見ると、彼女は瞳の色も青だ。
ブロンドと青い目は天使の色。
どちらか一方ならともかく、両方を持つ悪魔なんて聞いた事ない。
何故彼女が?染色?突然変異?
「……アタシの髪、気になる?」
「!…ごめんなさい、じろじろ見て……」
「いいよ、慣れてるし!それにアナタには敵わないもん。」
「……………」
「ごめんね、ちょっと仕返し。」
「……その髪は、染めているの?」
「ううん、地毛。目も天然物だよ。」
「………失礼だけれど、嫌になったりしないの?」
「アタシのパパが言ってたの。『お前は天使と悪魔の両方に祝福された子なんだよ』って。
だから全然大丈夫!」
彼女はニッコリと笑った。まるで花が咲くように。
「ねぇ、メリクって呼んでもいいかな?」
「構わないわ……スージー。」
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メリクとスージー馴れ初め。
因みにメリクの方が入学は遅いですが飛び級で上がってきたので同学年です。
3rd Jan, 2009